前回は10速化をすすめつつ、問題なく動作させるに至りました。動かない場合を想定し構成を元に戻しても良いよう、タイヤも細くし11速用の新しいチェーンも準備しました。
実際に調整をする過程で「あれ?ひょっとして…」と思われるポイントが出てきたりで、実は色々とありました今回の10速化。その後がどうなったのかも含めて、ここでご紹介できればと思います。
➀変速時の調整内容について
10速化の際に、RDの変更に伴いスプロケを交換する前にローとハイのリミットを決めておこうと思い調整をした時の疑問点が引っ掛かっていました。
11速と10速のスプロケは1枚ギアが抜けただけの仕様になっているので、ロー側のリミットを予め合わせるようにワイヤーを固定する前に、2速の所で合わせようと思いディレイラーを手でロー寄りに移動させたところ…。「あれ?これロートップ(1速)まで可動するぞ…」となり、悪い思考が頭をよぎります。「これ、シフターに11速を使えば11速化できるんじゃないのか?」という点です。
SENSAHのRDとシフターは「1:1TECHNOLOGY」という機構により、シフターの引き量とギア幅を常に等間隔でRDが移動するようなシステムになっています。これが8速から11速までのRX(MX)シリーズ全てに適用されており、確認した限りディレイラーの構造そのものに差がないので「単純にシフターのみを任意の速数にすれば対応できるかもしれない…」という可能性が出てきました。
そこで、外したRX11のシフターを取り付け。RX10-SSのRD(正しくはMX9)はそのまま。最後にチェーンを掛けて「無謀な11速化」に挑戦することにしました。
②結果は「まさか」の…
結論から言ってしまうと「なんの問題もなく動作しちゃいました」という結果になりました。調整にかなり手間取ったものの動作に関しては支障がありません。動作そのものもRX11のRDと同じように動作しケージが短くなったことで、タイヤ関連の心配もなくなりました。
太いタイヤに交換しても問題ないことを視野にいれて、チェーンも116Lのまま再調整を施し満足のいく形になりました。
③折角なので色々と…
9速のRDで11速化できたので、手持ちのRD等を含め色々と試してみました。
・RD-R3000SS / RD-3500
所謂「軸ずれ」タイプのものです。これはガイドプーリーとRDのシャフトがずれた位置についているタイプです。結論から言ってしまうと「変速するとポイントがずれていく…」ので、残念ですが使えません。これディレイラーの可動が「良くも悪くもRDが9速用のシフター量(旧規格10速)に追従するのとセンタロンプーリーを加味した(スラント角込みの)動き」になっているみたいなので、色々と試行錯誤しましたが上手く動作させるに至りませんでした。旧規格のMTB用の11速のシフターでもあればできそうな気もしますが…。(あったっけかな?)
・実動作可能な最大スプロケは?
車種や環境によると思いますが、11-34Tまでは動作させることが出来ました。同時に11-36Tはアレコレやっても無理でした。(ケージ長の問題だと思われます…。)最小のスプロケは手持ちの11-30Tまでは動作可能でしたので、自分の環境だと11-28Tが限界なような気がします。因みに8~10速仕様だと11-32Tが限界だと思われます。(たすきの角度が明らかにキツイため。F-20シリーズだとどうなるか…。)

(SSケージで11-34Tいけるのは良いですよね。)
・プーリーの交換
ガイドプーリーはデフォでもいけますが、自分はRD-M370用のプーリーを使いました。理由はシンプルで「プーリーがへたった時の交換用を視野に入れた」感じです。(純正のプーリー単体が手に入らないので…。)
テンション(ナロー)プーリーは、10速化の時もそうですが13Tのコレを使っています。この方がハイ側の変速調整がやり易いのとチェーン長に余裕が出来たので、回転抵抗が僅かですが減らせるかも?と思い交換しています。(後者の要因はあんまし実感できていませんが…)

(SENSAHのRDならではなテンションプーリー13T化)
・チェーン長の変更
それまではタイヤがケージを擦らないよう112Lにしたチェーンを使っていましたが、ケージが短くなったので116L(切断無し)のものを使いました。変速性能にも差が出たり調整がやり易くなったり、チェーンリングが53Tでも56Tでも同じように使えるようになったのが大きいと思います。
・SM-CA70を導入
シフトレバー側のアジャスター調整だけでは詰め切れないことを考慮して、アウター交換と合わせて導入しました。基本はシフトレバーで合わせて、細かい部分をこれで詰める形が現状でのマストだと思いました。(それなりに効果があったので別記事にしました。)
④まとめ
当初の予定とはかなり異なる形になりましたが、タイヤを気にすることなく11速も使えるよう無事に改修の方ができました。これから細かい調整を施し、RX11のRDを使った時よりも快適に動作させることが出来ればと思い引き続き色々とやっていきたいと思います。スプロケとシフターの交換で、いつでも11速や10速に変更できるのも面白いと思います。
この方法の難点は「SSケージのRDセットとRX11のセットの2つを用意しないといけない」点が厄介なので、同じ方式で入手が可能でRDの操作もしやすいCRXPROのシフターで動作できるかを追試したいと思います。
SSケージのRDセットは8速から10速までありますが、個人的にはスプロケの入手性が良く汎用性の高い9速のタイプの方がおススメです。これと11速のシフターさえ用意できれば少ない投資で2つのスプロケを使う事が可能になるのもおススメな理由です。また、探すと10速のシフター単体は手に入るみたいなので、9速のものが尚更おススメになります。
次回はキチンと調整を済ませた状態での使用感等がどうなのかと、CRXPROシフターでの動作が可能なのか。この2点を記事にしたいと思います。
実際に調整をする過程で「あれ?ひょっとして…」と思われるポイントが出てきたりで、実は色々とありました今回の10速化。その後がどうなったのかも含めて、ここでご紹介できればと思います。
➀変速時の調整内容について
10速化の際に、RDの変更に伴いスプロケを交換する前にローとハイのリミットを決めておこうと思い調整をした時の疑問点が引っ掛かっていました。
11速と10速のスプロケは1枚ギアが抜けただけの仕様になっているので、ロー側のリミットを予め合わせるようにワイヤーを固定する前に、2速の所で合わせようと思いディレイラーを手でロー寄りに移動させたところ…。「あれ?これロートップ(1速)まで可動するぞ…」となり、悪い思考が頭をよぎります。「これ、シフターに11速を使えば11速化できるんじゃないのか?」という点です。
SENSAHのRDとシフターは「1:1TECHNOLOGY」という機構により、シフターの引き量とギア幅を常に等間隔でRDが移動するようなシステムになっています。これが8速から11速までのRX(MX)シリーズ全てに適用されており、確認した限りディレイラーの構造そのものに差がないので「単純にシフターのみを任意の速数にすれば対応できるかもしれない…」という可能性が出てきました。
そこで、外したRX11のシフターを取り付け。RX10-SSのRD(正しくはMX9)はそのまま。最後にチェーンを掛けて「無謀な11速化」に挑戦することにしました。
②結果は「まさか」の…
結論から言ってしまうと「なんの問題もなく動作しちゃいました」という結果になりました。調整にかなり手間取ったものの動作に関しては支障がありません。動作そのものもRX11のRDと同じように動作しケージが短くなったことで、タイヤ関連の心配もなくなりました。
太いタイヤに交換しても問題ないことを視野にいれて、チェーンも116Lのまま再調整を施し満足のいく形になりました。
③折角なので色々と…
9速のRDで11速化できたので、手持ちのRD等を含め色々と試してみました。
・RD-R3000SS / RD-3500
所謂「軸ずれ」タイプのものです。これはガイドプーリーとRDのシャフトがずれた位置についているタイプです。結論から言ってしまうと「変速するとポイントがずれていく…」ので、残念ですが使えません。これディレイラーの可動が「良くも悪くもRDが9速用のシフター量(旧規格10速)に追従するのとセンタロンプーリーを加味した(スラント角込みの)動き」になっているみたいなので、色々と試行錯誤しましたが上手く動作させるに至りませんでした。旧規格のMTB用の11速のシフターでもあればできそうな気もしますが…。(あったっけかな?)
・実動作可能な最大スプロケは?
車種や環境によると思いますが、11-34Tまでは動作させることが出来ました。同時に11-36Tはアレコレやっても無理でした。(ケージ長の問題だと思われます…。)最小のスプロケは手持ちの11-30Tまでは動作可能でしたので、自分の環境だと11-28Tが限界なような気がします。因みに8~10速仕様だと11-32Tが限界だと思われます。(たすきの角度が明らかにキツイため。F-20シリーズだとどうなるか…。)

(SSケージで11-34Tいけるのは良いですよね。)
・プーリーの交換
ガイドプーリーはデフォでもいけますが、自分はRD-M370用のプーリーを使いました。理由はシンプルで「プーリーがへたった時の交換用を視野に入れた」感じです。(純正のプーリー単体が手に入らないので…。)
テンション(ナロー)プーリーは、10速化の時もそうですが13Tのコレを使っています。この方がハイ側の変速調整がやり易いのとチェーン長に余裕が出来たので、回転抵抗が僅かですが減らせるかも?と思い交換しています。(後者の要因はあんまし実感できていませんが…)

(SENSAHのRDならではなテンションプーリー13T化)
・チェーン長の変更
それまではタイヤがケージを擦らないよう112Lにしたチェーンを使っていましたが、ケージが短くなったので116L(切断無し)のものを使いました。変速性能にも差が出たり調整がやり易くなったり、チェーンリングが53Tでも56Tでも同じように使えるようになったのが大きいと思います。
・SM-CA70を導入
シフトレバー側のアジャスター調整だけでは詰め切れないことを考慮して、アウター交換と合わせて導入しました。基本はシフトレバーで合わせて、細かい部分をこれで詰める形が現状でのマストだと思いました。(それなりに効果があったので別記事にしました。)
④まとめ
当初の予定とはかなり異なる形になりましたが、タイヤを気にすることなく11速も使えるよう無事に改修の方ができました。これから細かい調整を施し、RX11のRDを使った時よりも快適に動作させることが出来ればと思い引き続き色々とやっていきたいと思います。スプロケとシフターの交換で、いつでも11速や10速に変更できるのも面白いと思います。
この方法の難点は「SSケージのRDセットとRX11のセットの2つを用意しないといけない」点が厄介なので、同じ方式で入手が可能でRDの操作もしやすいCRXPROのシフターで動作できるかを追試したいと思います。
SSケージのRDセットは8速から10速までありますが、個人的にはスプロケの入手性が良く汎用性の高い9速のタイプの方がおススメです。これと11速のシフターさえ用意できれば少ない投資で2つのスプロケを使う事が可能になるのもおススメな理由です。また、探すと10速のシフター単体は手に入るみたいなので、9速のものが尚更おススメになります。
次回はキチンと調整を済ませた状態での使用感等がどうなのかと、CRXPROシフターでの動作が可能なのか。この2点を記事にしたいと思います。
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